【REPORT】2014-15 SEASON 第一戦

2014年12月09日

■1回戦 第1試合
Team RED 33(20-10.13-8)18 Team BLUE

記念すべきCROSSOVERの第一試合は、Team REDが快勝

 

Team RED : BLACK JACK / DON DON / KOTOBUKI / SIN(平均身長183.8cm)
Team BLUE : CHARA-O / MAKOTO / SA_TO / YOSHIAKI(平均身長181.8cm)

 

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会場に詰めかけたオーディエンスの面前で、チーム分けは“くじ引き”で行われた。参加選手中最長身のSIN(194cm)を引き当てたのはTeam RED。ガード・フォワード・センターがまんべんなく配置され、バランスの良いチーム編成となった。対するTeam BLUEもダンクシュートを得意とするSA_TOを中心に華やかなメンバーが名を連ねる。第一試合からいきなり注目の顔合わせとなった。

 

スターターはTeam REDがBLACK JACK、DON DON、SIN。対するTeam BLUEはMAKOTO、SA_TO、YOSHIAKIだ。Team REDはDON DONがポイントガードを務め、序盤はお互いに様子を探り合う展開。決めれば決め返すのシーソーゲームで時計が進んでいく。

 

Team REDがベンチスタートのポイントガード・KOTOBUKIを投入すると、本職の点取り屋へとポジションチェンジしたDON DONが躍動を始める。3ポイントシュートやドライブでコートを縦横無尽に駆け回り、ディフェンスが収縮すれば合わせのプレーでアシストを決める。さらにBLACK JACKのブザービーターも飛び出し、20対10とTeam REDのリードで第1ピリオドを終える。

 

第2ピリオドに入ると、Team BLUEは3メンアウトの布陣でコートを広く使い始める。これは最長身選手SINを外へおびき出し、インサイドにスペースを作る狙いがあったと思われるが、ここでTeam REDはSINをベンチへ下げ、ガード・フォワード陣による機動力重視の布陣で迎え撃つ。

 

Team BLUEはSA_TOの3ポイントシュートやカットインで追撃するものの、DON DONやKOTOBUKIのアウトサイドシュートで一気に点差を広げたTeam REDが15点差で快勝。決勝進出を決めた。

 

 

■1回戦 第2試合
Team GREEN 20(9-6.6-9.5-3)18 Team BLACK

オーバータイムにもつれる激戦を制したのはTeam GREEN

 

Team GREEN : EZO / KENTY / NANJY / TEBICHI(平均身長181.0cm)
Team BLACK : KEN160 / PACQUAIO / PANZZO(平均身長177.3cm)

 

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Team GREENはビッグマン不在ながら、TEBICHIやKENTYら大会屈指のスラッシャー(ドライブ能力の高い選手)が集まった。対するTeam BLACKは唯一3人のチーム編成となってしまったが、オールラウンダーPANZZOを中心に頂点を目指す。

Team GREENはTEBICHI、Team BLACKはKEN160の両ポイントガードがゲームをコントロールする。しかし、ほんの数十分前に結成したばかりの即席チームゆえ、プレーが噛み合わずロースコアな展開が続く。9対6とTeam GREENがわずかにリードして第1ピリオド終了。

 

第2ピリオド、Team BLACKはPACQUAIOがジャンプシュートを決めて反撃ののろしを上げる。さらにPANZZOがファウルで得たフリースローを2投とも沈めて逆転に成功。その後もシーソーゲームが続き、試合は残り時間30秒を切る。

ここでTeam GREENはTEBICHIがしっかりと時間を使い、1on1からレイアップシュートを決めて15対12と突き放す。このプレーで勝敗が決したかに思えたが、返す刀で放ったKEN160の3ポイントシュートが決まって15対15、Team BLACKが土壇場で同点に追いついた。劇的な展開に割れんばかりの歓声が響き渡る中、第2ピリオドが終了。試合は2分間の延長戦へと突入する。

 

延長戦開始。Team GREENはTEBICHIのジャンプシュートやEZOの3ポイントシュートでリードを広げていく。対するTeam BLACKはKEN160の3ポイントシュートで追い上げを図るが、わずかに及ばず。Team GREENが20対18で熱戦に終止符を打った。

敗れはしたものの、数的不利な状況で健闘を見せたTeam BLACKに拍手を送りたい。

 

 

■決勝戦
Team RED 47(13-11.17-13.17-15)39 Team GREEN

Team REDが息の合ったプレーで勝利し、CROSSOVER初代王座に輝く

 

Team RED : BLACK JACK / DON DON / KOTOBUKI / SIN(平均身長183.8cm)
Team GREEN : EZO / KENTY / NANJY / TEBICHI(平均身長181.0cm)

 

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1回戦を15点差で快勝したTeam REDと、オーバータイムの末に苦しんで決勝戦の切符を手に入れたTeam GREEN。対照的な道のりで勝ち上がってきた両チームの対戦は、5分3ピリオド制で行われた。

Team REDは1回戦同様DON DONがポイントガードを務め、いきなりドライブからバスケットボールカウントを決める上々の立ち上がり。対するTeam GREENもKENTYのリバースレイアップやNANJYの3ポイントシュートを立て続けに沈め、序盤は点の取り合いとなる。

 

第1ピリオドが3分を経過すると、両チームとも相手のストロングポイントを抑えるためディフェンスで厳しく当たる。試合は一転してディフェンス合戦となり、第1ピリオドを終えて13対11、Team REDが2点のリード。

第2ピリオドのスタートからKOTOBUKIが出場すると、Team REDは多彩な攻撃で相手のディフェンスを粉砕する。KOTOBUKIとBLACK JACKのピック&ロールを起点とし、KOTOBUKIのドライブ、BLACK JACKのフックシュート、さらにはDON DONのフェイドアウェイシュートが決まって的を絞らせないオフェンスを展開。KOTOBUKIのブザービーターも飛び出し、30対24とTeam REDがリードを広げて試合はいよいよ第3ピリオドへと突入する

 

勝負のかかった最終ピリオド。ここでDON DONとTEBICHI、両チームのポイントゲッター同士のマッチアップが遂に実現する。決めれば決め返す白熱した攻防で、Team GREENは一時2点差まで肉薄する。思わず息をのむハイレベルな個人技の応酬。沖縄のトップボーラー達が奏でるストリートバスケの世界観に、会場に詰めかけたオーディエンスは酔いしれた。

試合の最終スコアは47対39、Team REDが8点差で凱歌をあげた。

 

優勝の殊勲者は圧倒的な得点力を見せつけたDON DONだが、ベンチスタートながら要所で流れを変えた司令塔、KOTOBUKIの存在抜きに今大会は語れないだろう。KOTOBUKIは全国専門学校バスケ選抜大会で、沖縄県を日本一に導いた司令塔でもある。

Team REDが今日結成したばかりのチームとは思えないほど息の合ったプレーを連発した一因として、KOTOBUKIは「同じ高校出身の選手が多かったこと」を挙げた。KOTOBUKIとDON DON、SINの3人は美来工科(中部工業)の出身だ。コートサイドで戦況を見つめていた恩師・安里幸男氏の目に、彼らの活躍はどのように映っただろうか。

・ ・ ・

開幕戦はTeam REDの優勝で幕を閉じた。個人技を強調するCROSSOVERにありながら、勝利のためにはチーム力が重要であることを知らしめた大会であった。選手たちは今節の経験を踏まえ、次節では戦術・戦略面で更に進化したプレーを見せてくれることだろう。2015年2月4日に開催される第2ラウンドに向けて、闘いは既に始まっている。

(文:大井聖路)

第1戦スタッツ
※スタッツランク1位(赤字)の選手は2pt獲得

NAME
[TEAM]
PTS 3P FG FT RBD AST
BLACK JACK
[RED]
14 0 7 0 5 1
DON DON
[RED]
37 7 7 2 2 2
KOTOBUKI
[RED]
17 3 4 0 2 3
SIN
[RED]
14 1 4 3 8 1
TEBICHI
[GREEN]
29 1 10 6 5 2
EZO
[GREEN]
12 2 2 2 4 1
KENTY
[GREEN]
11 0 5 1 6 1
NANJY
[GREEN]
8 2 1 0 6 0
KEN160
[BLACK]
6 2 0 0 1 1
PANZZO
[BLACK]
10 0 2 6 5 0
PACQUAIO
[BLACK]
2 0 1 0 3 1
CHARA-O
[BLUE]
2 0 1 0 0 0
MAKOTO
[BLUE]
3 1 0 0 1 1
SA_TO
[BLUE]
9 1 3 0 2 0
YOSHIAKI
[BLUE]
2 0 1 0 1 0
WHITE TIGER
[欠場]
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